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時代を超えた歌たち。

無人島レコードなる言葉があります。
無人島に持って行くレコードを選ぶなら?という
音楽愛好家にとっての究極の質問ですが。

自分に質問された場合、好きなレコードが沢山あるので
困ってしまうのですが、一番聴いたレコードは?
という質問に置き換えれば即答できます。

そのレコードというのはシュガーベイブの「ソングス」。
有名な70年代ジャパニーズポップスの金字塔的なアルバムです。
このアルバムをフェイバリットに挙げる人は多いと思います。
御多分に漏れずその一人なのですが、
多分300回、いや400回、もしかしたら500回くらいは
聴いているのではないでしょうか。

高校1年生の頃、小学校からの幼なじみの
お母さんが心臓の手術を受けることになり、
私も含め、その息子の友人や知人が数人、
輸血のために病院に呼ばれました。
血液を採取され後、友人の父親から謝礼をいただきました。
一応断ったのですが気持ちだからということで受取りました。
その病院の帰りに立ち寄ったレコード屋でその「ソングス」に出会いました。
ちょうど80年代に再発盤が出た頃で
当時、新譜のアルバムを購入する事は殆どありませんでしたが
ちょっと懐の温かかった私は、そのレコードを購入しました。
収録曲の「ダウンタウン」は土曜日のバラエティ番組のEPOバージョンで
知っていましたが、オリジナルを聴いてさらにこの曲が好きになりました。
今でもこの曲を聴くと、「ソングス」を買ったレコード屋や
その通りが頭に浮かびます。
他の収録曲も素晴らしい曲ばかり。
レコードで繰り返し繰り返し聴きました。
CD化されてすぐ購入してまた聴きました。
さらに1990年代中期に山下達郎さんが「ソングス」の曲を歌うと言う
「TATSURO SINGS SUGERBABE」という
企画ライブのチケットを購入してからはライブまで
毎日のように聴きました(東京まで飛行機に乗って見に行きました)
シュガーベイブはリアルタイムでは観れなかったけれど。
後追いに私にとって「TATSURO SINGS SUGERBABE」は思い入れが強い分
本当に素晴らしいものでライブ中は幾度となく熱いものが込み上げてきました。
メジャー7thでロックンロールしていたとは、そのライブでギターを弾いていた
佐橋さんの言葉ですが、その言葉通りの「歌たち」
何度も再評価されている名盤ですが、その当時は評価されなかったというのが
不思議なくらいどの曲をキャッチーでエバーグリーンな響きを持っています。
もちろん一部の熱狂的なファンはいたのですが・・・。

残念ながらこのアルバム以上に繰り返し聴いたアルバムはその後
出会えていません。16才の多感な時期に出会った
シュガーベイブという音楽愛好家達の若さと才能と時代とセンスが
見事に融合した1枚のアルバム。
その「ソングス」的なものを追っかけながら今も音楽を
聴き続けているのかもしれません・・・。

時代を超えた歌たち。

シュガーベイブ/ソングスのCD、パンフレット、レコード。
Tシャツもありましたが着倒してしまいました。
リアルタイムで彼等を観てみたかったという思いの方も
多いのではないでしょうか。
パンフレットを見るとこのアルバムがその後のジャパニーズポップスに
与えた影響の大きさを知ることができます。

追伸、友人のお母さんの手術は成功したのですが、
息子である幼なじみの体重が軽すぎて、採血できなかったという
後日談を聞きました(今では笑える話)



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